つらい耳鳴り
耳鳴りがひどいと作業にも集中できず、つらいですよね。
かくいう私も一時期耳鳴りがひどく、
やるべきことに取り組めない時期がありました。
高校卒業後、東京の大学への進学を目指して
予備校に通っていた私は、浪人生活のラストスパートである
12月ごろから体調不良に悩まされるようになりました。
最初は軽いめまいから始まり、徐々に頭痛や吐き気、
しまいには不眠による寝不足など
受験生としては致命的な常態に陥ってしまいました。
当時の私は1人暮らしをしながら受験勉強をしていたので
周りに相談できる人もおらず、市販の頭痛薬や吐き気止め、
睡眠導入剤を飲みながらどうにか勉強を続けていたのですが、
とくにつらかったのが耳鳴りでした。
他の症状は薬を飲めばおさえることができたのですが、
勉強に集中しているときに訪れる耳鳴りだけはどんな
薬を飲んでも軽くなることはなく、
むしろ日に日にひどくなっていくばかりでした。
耳鳴りの辛いところ
耳鳴りのつらいところは
一度気になりだすとそちらにばかり意識がいってしまい、
目の前の作業に没頭できなくなることです。
とりわけ繊細な集中力が長時間要求される
数学の勉強中に耳鳴りが始まると思考が
完全に途切れてしまいます。
とにかく意識を無理やり勉強に向けようとしても、
耳鳴りが気にならなくなるどころか、
ますますひどくなることがほとんどでした。
なので一度耳鳴りが始まると
１〜２時間は勉強を中止せざるを得なくなることも多かったです。
幸いにもその後、志望大学に合格することができ、
新生活を初めてしばらくすると耳鳴りも自然と治まりました。
受験勉強による極度のストレスが耳鳴りを
はじめ様々な身体症状を引き起こしていたのだと思います。
いまでは健康そのもので暮らすことが出来ていますが、
あの時に苦しめられた耳鳴りの感覚はいまでも
思い出すことが出来るくらいつらい体験でした。
あまりストレスをためすぎず身体を
大切にしながら暮らしていきたいですね。