耳鳴り キーン

「キーーン」と鳴り響く耳鳴りは辛い

私が「あぁ、これが耳鳴りって言うんだ」と気づいたのは
おそらく小学2年生の頃でした。

父親と、どこかの屋上で
街を見下ろしているときに周りの音とは別に
自分の耳の中からキーンというような
ジージーというような音が聞こえていることに気づいたのです。
それまでもなんとなく聞こえていたのかもしれないし、
その時からだったのかもしれませんが
遠い記憶ではっきりしません^^;

それから数十年経った今も変わらず、
というよりやや大きくキーンと耳の中で
煩わしく鳴り続けています。

あまりにも子供のころから普通に耳鳴りがしていた為に、
学校の健康観察、身体検査などで
それを訴えたこともありませんでした
耳鳴りがしていることが普通過ぎたからです。

今思えばその時にちゃんと検査、
治療してもらえていたら今は治っていた
”かも”しれません。

ただ、耳鳴りは耳鳴りとして聞こえつつ、
周りの音(テレビの音や人の話し声など)は普通に
聞き取れていたので特別な事だと思わなかったのかもしれません。

今頃になって、自分に耳鳴りがあると
カミングアウトして家族に驚かれています(笑)
それからというもの、この「キーン」という音の聞こえない
生活にやや憧れを抱いています。
音だけが聞こえるってどんなにすっきりしているだろう?と。
耳石が動くことによる眩暈や、
ストレスによる突発性難聴にもなった事がありますが
どんな時でも耳鳴りだけは止むことがありません。

眩暈で受診した際、主治医から
「耳鳴りがひどくてもの音が聞こえなかったりしますか?」
という質問をされたことがあるのですが、
「耳鳴りはいつもなので特に変わりません」
と答えると、一瞬”えっ？”という
顔をされますが…ああそうですかと。
いやそこはもっと突っ込んで聞いて欲しい気が…^^;

キーーーンという音が気にならない時もあれば
うるさくて仕方ない時もあります。
朝起きてめちゃくちゃうるさく感じたり、
寝る時に耳の中で金属音が
激しく(この場合耳を塞ぐことに意味がないので）
気になって寝られなかったり…。
本を読むことに熱中している時やTVに集中している時など、
耳鳴りをすっかり忘れていることもたまにはあるのです。
でも、ふと目を離すとシャワーのように金属音が降ってきます。

耳鳴りって、誰でもあるものかと思っていたのに
実は誰でもじゃないんだという事に気づいてからは
治療で治るのかな?ずっとこのままかな?と考える日々です。
耳鳴りの無い生活…やっぱり憧れてます。

辛いキーンという耳鳴り改善方法